おいこら!
そこを通るなよ!!
そこは俺様の道だ
俺様しか通れない道だ
俺は誰もそこを通らないようにと一日中見張っている
だけど悲しいかな
どうしても眠くなるんだ
ずうっと眠らずにいたいけれど
ふと気が付くと寝ていることがあって
その寝ているあいだに誰かが俺様の道を通ったかもしれないと思うと
ものすごく
ものすごく、腹が立ってしまうんだ
安らかに眠れる日なんかない
できるだけ起きていて誰も通さないようにしておかないとね
物を食べている間だって油断は禁物さ
そうやって守っている道だから俺様のものなんだ
その道がどこかに続いているかなんて誰にも知らせないぞ