SSブログ

085 TCAMY帝国秘話 [ポケログQ]

Tって人が『N血』って場所にいたんだよ
そのTにはC A M Yっていう子供がいて
私はその末のYって人と一緒にN住んでいました

細かい説明をするのが面倒になってしまうが…
とにかくYはC A Mに置き去りにされ
てか
C A Mの眼中には入っていなかった
てか
別の次元でくくられていたらしい

TはCAM(きゃむ軍団と命名決定)に連れ去られ
Yはひとり血Nに取り残されたわけ
私はそれまでになんどもYに血Nを出たいと言っていました

Yは『Tがいるから離れられない』と答えていたんですよね
Tがいなくなったんだから血Nを出ましょう
と提案しても
Yはなすすべもなく血Nに居るようだったよ。

この時点で私はYと居てもしょうがないんだ
と気が付いたわけ

Tときゃむ軍団とYはTCAMY(っきゃみぃ)帝国に属していたんですが
Yは微妙な立ち位置で
きゃむ軍団が新たな帝国を『土K』に築いたため
たぶん、それが原因でどんどんYの身体はふくらんでしまい
とにかく命尽きてしまいました。
今思うに、見えないライフラインがつながっていたのに
Tとの距離が離れたことでYへの魂補給が途絶えてしまったのでしょう。

数年かかって
私は『っきゃみぃ帝国』のヒエラルキー外だったのだ!
と気が付いた。
それはつまりいてもいなくても同じってことです。

まあ結果的には良かったけれど
この帝国と関わったおかげで人生どん底だよ。
でもよかったんだから納得しようと思ってます。
0085.jpg


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

084 連絡 [ポケログQ]

連絡を待っていたのだが
連絡は一向に来ないのだ
あの人から連絡をすると言ったのに
いったい何をしているのだろう

こちらから連絡するべきだろうか
なんのために?
もしこのまま連絡がこなかったら
そのままでいいのではなかろうか

自分の中からこの約束を消去しよう
気になるけれど考えないようにしよう
だって、きっとあの人の中では消えていることだから
だから来ないんだよ
消すことが簡単な人はうらやましい
こっちは消せなくていつまでも待ってしまう

まあいいや
ほかにやることを探して
この約束を埋もれさせていこう

0084.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

083 おなやみ [ポケログQ]

悩みがあるのならなんでも聞くよ
どんな悩みでもお話ください

悩み過ぎて言葉にならないのなら
言葉にする作業もお手伝いしましょう
どうしても何か一言は発してもらわないとなりません
文字に書いていただいてもけっこうです
絵に描いていただいてもけっこうです

何かとにかく発してください
それからひも解いていきましょう

0083.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

082 息をためる [ポケログQ]

息を飲むとお腹にたまる
息だけ飲んでお腹にためる
息は吐きださずにどんどんためていく
それは何にもならず
ただただ身体がふくらんでいく

もう息が入らなくなって
息を吸い込むことさえできなくなって
苦しくて
苦しくて
でも吐き出さず
吸い込む作業をしながら気が遠くなる

遠くなっていく世界を感じていると
きっと苦しみはなくなる
どこにも何も吐き出さず
自分の中にためるだけで人生はおわる
それでいい
0082.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

081 十字路 [ポケログQ]

ばったり会った十字路で
あなたは正面から来て右に曲がり
私は反対から来て右に曲がる
つまり二人は違う方向へ向かう

ばったり会った十字路で
目が合い、息を感じ、歩みが止まり
数秒の会釈の間に
あなたと重ねた手のことを思い出す

ばったり会った十字路で
なにもなかったようにあなたは行ってしまう
振り返りはしない
背中なんか見てもどうしようもない

余韻が残る
余韻は足元に下りて行き
一歩一歩に流れつき
歩くたびに薄くなっていく

十字路という場所で
何通りもある行き先で
ピンポイントで知っている人に会うというのは
奇跡

081.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

080 感傷 [ポケログQ]

そこがどこだかわかる
足元の感触を思い出せる
少し歩いた先に焼き芋の屋台が出ていて
ときどき人がいて芋を焼いている

その場所に立っていることを最大限思い出し
ぐるりと360度をゆっくり回ってみる
向こうからやってくる人が見える
だんだん近づいてくる
知っている人だ
当然そこで会うはずというふうに
右手を挙げて
「や」と言って
なんでもないというふうに北に歩いて行く
とても追いつけないスピードで
思わず笑ってしまう

公園に入ろう
渡り鳥のカモが来ているはずだ
そこここに家族が集い
こどもが走り
のどかという雰囲気が中空に漂っている

なぜその場所を離れたのか
それは思い出せない
何かの流れに乗って今の場所にいる
もどりたいのか?
わからない
もどれないのか?
このままでは戻れない
ただただ切ない思いが募る
0080.jpg

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

078 放屁 [ポケログQ]

自分の中にたまっていく空気は
いろいろな形で吐き出される
下の方からでる空気は
例のあれだよ
ちょっと恥ずかしく放たれるもの

それには臭いもなく
形もなく
音だけがあって
やけに主張してくる

この空気はいったい誰がためたのか
ためた覚えはないのにたまっているのだ

この世界のだれもが発する空気でも
この世界は満たされはしない
それはどこに行ったのかわからず
発せられたとたんに無となる

このものの存在は証明されたのか?
証明されなくても誰もが経験することなので
それは言葉として存在している
共通の経験として
言葉ですべての人が実感する
お化けでも幽霊でもなく
実存しないのに存在は認められている

お化けでも幽霊でもなく
怖がられもせず恐れられもせず
ただ恥ずかしい
なんで??
0079.jpg

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

078 マルノーム [ポケログQ]

マルノームの砦に行ったことがあるよ
そこにはマルノームがうじゃうじゃいて
マルノームじゃない人は厳しく検査されて
ほとんど中には入れてくれないんだけど
僕は外見がほとんどマルノームだったのではいれたんだよね

そこで
僕はマルノームになることにした
砦の入口はピリピリしていて皆気を張っているからね
僕はマルノームのために特上のグルメを用意しようと思った

だけど
マルノームは結局
ほかのポケモンと同じように
変な木の実しか食べないってわけ
この木の実を調理してもね
木の実の形が失われてしまうから食べないってわけ

どんなに僕が精魂込めたとしても
マルノームにはそれは通じない

僕は外見だけがマルノームなわけで
実はマルノームじゃないからね
グルメなんだよね

せっかっく調理の腕を磨いたので
マルノームの砦を出て丸の内でレストランを開くことにした

今、新丸ビルの5階に僕の店がある
探してみて

0078.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

077 ガバイト [ポケログQ]

ガバイトはたくらんでいた
相手が油断する瞬間を
だけどちっとも相手が油断しないから
たくらみ続けるしかなかった

結局ガバイトは次の行動に移ることはなく
ずっとたくらみ続けてたってわけ
油断しなかった相手は
実は油断もして温泉にも行ったりしていたらしいのだけど
その時ガバイトは
自分のたくらみの芸術性にうなり
浸り
しみじみと味わいすぎて
相手のこと忘れちゃっていたってわけ

ガバイトにとっては
たくらんでいる間が至福だったんだね
0077.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

076 やけど [ポケログQ]

足の上に熱湯をぶちまけてしまい
七つの水ぶくれができた
模様のように三つずつ並び
真ん中の水ぶくれが大きくて
まだ痛い

六つはなんとか痛くなくなり
あとひとつの痛みが残っている

なんということだろう
熱湯とは恐ろしいものだ

なんとうことだろう
身体とは阻害されるものだ

日々何かの危険に晒されていることを実感する
熱湯と出会い
熱湯をこぼさねばならず
その時にドジって
足にぶちまけた瞬間
身体の一部は日常の機能を失い
皮膚の中まで浸食してきて
痛みという形で警告を発した
一週間になるかな
痛みが去っても何らかの跡が残るだろう
足の甲に水ぶくれの跡が模様になるのだ
それらはだんだん薄れていき
痛みは遠のいていく

やけどしたことも忘れていくのだ
少しずつ自分が消滅していくひとつの過程として
0076.jpg


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感