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1.言葉の整理 [精神と言葉]

50歳を過ぎて、大きく脳内バランスをくずし(急性的な統合失調を起こし)、2回も精神病院の隔離病棟に入院してしまった。
1回目の引き金は、閉経に伴うホルモンバランスの大きな崩れだったようだ(診断名=急性精神病)。
2回目の引き金は、友達との手紙のやりとりだった(診断名=急性一過性精神病性障害)。
退院して約1年が過ぎ、冷静になって考えてみると、この友達とのやりとりは、単に「ケンカ」という言葉で説明がつく。
ただし、私はほとんどの場合、人とケンカをしない。
それは後味の悪さを残すからだ。
だいたいは回避する。

でも、何回かの手紙のやりとりで、なんだか腹が立っていたようで、それを遠まわしに書いていると、さらに腹の立つ手紙がきて、腹が立ってしまい、私が先にイヤミな手紙(悪意のある手紙)を送ってしまったのだ。
その結果、もう友達関係が続かなくなるかもしれない、ということくらいまでは想像ができた。だけど、その後この友達とのメールのやりとりで、「頭がおかしくなる」ほど意味のわからないことがあり、先に悪意を示したという自責の念があったため、自分を肯定できなくなってしまって、自分を苦しめることになってしまった。
そして、なにがどういけなかったのかわからず、どうにか元にもどりたくて、自分とその友達が使う言葉の違いについて、考え詰めてしまったのだ。

脳内バランスが大きくくずれてしまう=「統合を失調する」と、一度ケロリとした後、しばらくして大きく気持ちが沈む時期があって、それを越えると、気分が高揚してきてそれに従ってものすごく思考が飛躍する時がある。そういう時は、毎日新たに気が付くことが出てくる。大きな発想の転換が起こる、と言ったらいいのだろうか。ごちゃごちゃになっていた押入れの中の物を全部出したあとで、また入れ直し整理していくといった感じ。一眠りすると、また違う入れ方を思いつき、また入れ直し、整理するというのが毎日続く。
新興宗教の教祖などになってしまう人ってこういう経験をした人なのではなかろうか。なんだか、物事すべてがわかったような、悟ったような感覚に陥る。

そして、思考の狂いってものは、つまりは言語の成り立ちが狂っているってことなのかな?と気が付いた。ある意味あたりまえかもしれないのだけれど…?
もしかしたら、私は頭=思考自体が狂ったままになってしまったのかも? あるいはこれからさらに狂っていくのか? という疑いは自分では払いきれない。
というのは、現在、自分では狂っているという自覚があまり感じられなくなってしまったから。そういう自覚がなくなる病気、という定義もあるのだから、もしかしたら私は本当に狂っているのかもしれないのだ。

この病気には「完治」はないのだ。主治医からは、「寛解」という診断を得ているし、毎日の生活ができているし、人との会話も通じているみたいだし、本も読めていて意味もわかっている感じがするから、この際、細かいことは気にしないことにした。気が付く範囲で、慢性化しないようにしたい。

現在、大きい混乱を起こさない状態には戻っているようなので、私の頭の中に散乱していた言葉や事柄を整理していく途中で気になった物・事柄について、一つずつまとめてみることにした。





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