ヴェラ・ドレイク [映画]
銀座テアトルシネマ。水曜日はだれでも1000円。水割というらしい…。
3回目の正直。冷やしたぬきの誘惑を振り切り、まず映画館に直行して、やっと入ることができた。
Vera Drake
同じ監督の「秘密と嘘」は珍しく母と一緒に見た映画で、この映画の女優さん(ブレンダ・ブレッシン)もアカデミー賞にノミネートされていたっけ。「sweeheart」という甘い声が耳にこびりつき、具合が悪くなってしまって、途中で席を立とうかと思ったほど。映画の後はひどい頭痛になってしまった。
だからきっと、このマイク・リーという人の波長と自分とは合わない! と思っていたのだけど…。
何回か予告篇を見るうちに見たくなってしまった。
ていねいな仕事。じっくりじっくりと家族・周りの人々を描く。抉るといったらいいのか。
演じるというより、撮影の間その役の人生を、一緒に生きるといったような感じ。
こういう作品を即興で作る、ということ自体想像できないし、それはすごいことだとは思うけれど…。
マイク・リーってなんだか、こわい。一緒に食事したら、微動だにできず、緊張しきって食べ物がのどを通らなくなり、食事の味がわからなくなるような感じがする。
何も悪いことしてないのに、すれ違いそうになると、物陰に隠れてしまいたくなるような…。そういう印象。映画も。
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